2026年9月8日、国際学力調査PISA(ピザ)の2025年調査の結果が発表されました。ニュースでは「日本の読解力が下がった」という見出しを目にした方も多いと思います。
一方で、「3分野ともOECD加盟国で1位」という見出しもありました。上がったのか下がったのか、どちらなのか分かりにくいですよね。
私は小学校の学校司書として、毎日子どもたちの本の貸し出しを見ています。今回、文部科学省と国立教育政策研究所が公表した資料を読み込んでみて、ひとつはっきりしたことがあります。
下がったのは、長い文章を読み解く力ではありませんでした。下がったのは、もっと手前にある「短い文を、速く正確に読む力」と、基礎に届いていない子の割合です。そしてそこは、毎日の読書でいちばん底上げしやすい部分でもあります。
この記事では、PISA2025の結果を小学生の親の目線で整理し、家庭で何をすればいいのかまでお伝えします。
こんな方におすすめの記事
- 「読解力低下」のニュースを見て、わが子のことが気になった方
- 「1位なのに低下」とはどういうことか、中身を知りたい方
- スマホやSNSのせいなのか、ほかに理由があるのか知りたい方
- 小学生のうちに、家庭でできることを知りたい方
結論:下がったのは「読みの土台」と「下の層」。読書で底上げできる部分です
先に、この記事の結論をまとめておきます。
- 日本の読解力は503点で、前回(2022年)より13点低下。ただしOECD加盟国の中では1位で、OECD平均も15点下がっている
- 長い文章、複数の文章を読み比べる問題、「評価し、熟考する」問題は下がっていない(熟考はむしろ上がった)
- 下がったのは「読みの流ちょう性(速く正確に読む)」の問題。国の資料も、これが平均点を下げた可能性があると書いている
- 高得点の層は変わらず、基礎に届いていない層(レベル1以下)が13.8%から18.6%に増えた
つまり、上を伸ばす話ではなく、底を支える話です。文字を読んで意味をとる、そのいちばん基本の部分は、特別な教材より毎日文章を読む量で育ちます。ここが、読書で底上げできると私が考える理由です。
PISA2025の結果を、まずひと目で
PISAは、OECD(経済協力開発機構)が行っている国際的な学力調査です。義務教育を終えた15歳が、学んだことを実生活の場面でどのくらい使えるかを測ります。
2025年調査には91か国・地域から約76万人が参加しました。日本からは、全国の高校1年生のうち抽出された183校・約6,500人が、2025年6月から8月にコンピュータで解答しています。今回の中心分野は科学で、次回からは4年ごとの実施になります。

| 分野 | 2025年 | 2022年 | 変化 | 順位(OECD加盟38か国中/全91か国・地域中) |
|---|---|---|---|---|
| 読解力 | 503点 | 516点 | −13点(統計的に意味のある低下) | 1位/4位 |
| 数学的リテラシー | 525点 | 536点 | −11点(意味のある差ではない) | 1位/5位 |
| 科学コンピテンシー | 538点 | 547点 | −9点(意味のある差ではない) | 1位/5位 |
PISAは抽出調査なので、数字の差がそのまま実力の差とは限りません。国の資料でも「統計的に意味のある差(有意差)があるかどうかが重要」と念を押しています。3分野とも点数は下がっていますが、意味のある低下と判断されたのは読解力だけでした。
「1位」と「低下」は、どちらも本当です
日本の読解力は、OECD加盟国の中では1位です。ただしこれは、ほかの国も軒並み下がったからという面があります。OECD平均は前回から15点下がり、2018年からずっと下がり続けています。
日本の503点は、2018年とおおむね同じ水準です。2015年以降の流れで見ると、日本は「横ばい」と評価されています。
ですから、必要以上にあわてることはありません。ただ、平均点だけを見ていると見落とすことがあります。大事なのは、どの問題で、どんな子の点数が下がったのかという中身のほうです。
下がったのは「長文を読む力」ではありませんでした
国の資料には、問題のタイプごとに正答率がどう変わったかが書かれています。ここがいちばん大事なところなので、表にまとめました。
| 問題のタイプ | 日本(2022年→2025年) | OECD平均 |
|---|---|---|
| 比較的長い文章(英語で400語以上に相当)を読む問題 | 同じくらい | 低下 |
| 複数の文章を読み比べる問題 | 同じくらい | 低下 |
| 「情報を探し出す」問題 | 同じくらい | 低下 |
| 「理解する」問題 | 同じくらい | 低下 |
| 「評価し、熟考する」問題 | 上昇 | 低下 |
| 「読みの流ちょう性(速く正確に読む)」の問題 | 低下 | 低下 |
OECD平均では、ほとんどすべてのタイプが下がっています。その中で日本は、長い文章も、読み比べも、熟考も踏みとどまりました。下がったのは、いちばん基礎にあたる「速く正確に読む」問題だけです。
国の資料も、この「読みの流ちょう性」の正答率の低下が、日本の読解力の平均点が下がったことに影響している可能性があると書いています。
「読みの流ちょう性」は、こんな問題です
公開されている問題例を見ると、驚くほどシンプルです。短い文が21〜22文、1つずつ画面に出てきます。その文が意味の通る文なら「はい」、通らない文なら「いいえ」を選ぶだけです。
| 画面に出る文 | 答え |
|---|---|
| 六羽の鳥が森の上を飛んで行った。 | はい(意味が通る) |
| 飛行機は犬でできている。 | いいえ(意味が通らない) |
15歳なら、ゆっくり読めばまず間違えない問題です。それでも正答率が下がった。ということは、問われているのは難しい内容をわかる力ではありません。ぱっと目にした文を、そのまま正しく意味としてとれるかどうかです。
かんたんな問題が、なぜ大事なのか
文章を読むとき、頭の中では2つのことが同時に起きています。字をことばとして読みとることと、その意味を考えることです。
読みなれている子は、1つめがほとんど自動で済みます。だから頭の力を、内容を考えるほうに回せます。反対に、字を追うだけで精いっぱいの子は、意味を考える余力が残りません。文字は読めているのに、内容が頭に入らないという状態です。

じつは、わが家の次男にもこういう時期がありました。声に出して読むことはできるのに、「がまくんはどうしたの?」と聞くと答えられない。音を出しているだけで、中身が入っていなかったのです。読む速さからその状態を見分ける目安は、こちらの記事に書いています。
読み聞かせが読解力を育てる理由|低学年・中学年で効く5つのメカニズムと実践法
「速く正確に読む」は、長い文章を読み解く力の土台にあたります。今回の日本は、上に積んだ部分は保てたけれど、土台が少し細くなった。私はそう読みました。
もうひとつの変化:下の層が増え、上の層は変わっていません
平均点の下がり方を、どの子が下がったのかという目で見ると、もうひとつの特徴が見えてきます。
| 読解力の指標(日本) | 2022年 | 2025年 |
|---|---|---|
| レベル1以下(基礎に届いていない層)の割合 | 13.8% | 18.6%(意味のある上昇) |
| レベル5以上(高得点層)の割合 | 12.3% | 11.2%(意味のある差ではない) |
| 上位10%の位置にいる生徒の得点 | 636点 | 631点(横ばい) |
| 下位10%の位置にいる生徒の得点 | 387点 | 360点(意味のある低下) |
| 上位10%と下位10%の差 | 249点 | 272点(広がった) |
上位の子の点数は、ほとんど変わっていません。下がったのは、下のほうにいる子たちです。全体が少しずつ下がったのではなく、下が下がって差が開いたというのが今回の形です。
男女別では、レベル1以下の割合は男子20.9%、女子16.1%で、男子のほうが高くなっています。平均点も男子496点、女子510点です。これは日本だけでなく、OECD平均でも同じ傾向です。
とはいえ、日本はもともと基礎に届かない層が少ない国です。OECD平均ではレベル1以下が31.0%いますから、18.6%でも国際的には少ないほうです。大事なのは、その割合が前回より増えたという点です。
図書室で見ている「二極化」と、同じ形をしています
この結果を見て、私は図書室で毎日見ている光景を思い出しました。
高学年になると、本を読む子と読まない子がはっきり分かれます。読む子は週に何冊か読みます。読まない子は、ずっとゼロです。全体の冊数は減って見えますが、中身は「みんなが少しずつ読まなくなった」のではありません。この話はこちらに詳しく書きました。
「高学年になると本を読まない」は本当?学校司書が見ている二極化と読む時間の作り方
もちろん、PISAは15歳の調査で、私が見ているのは小学生です。同じ原因だと言い切ることはできません。ただ、上は保たれ、下が広がるという形は、とてもよく似ています。
そして図書室で気になるのは、いつも下のほうの子です。本や文字そのものに苦手意識がある子は、想像以上にたくさんいます。小学生の毎日には長い文章を読む場面が少ないので、読めていなくても目立ちません。「算数が苦手」「集中力がない」と見えていたものが、実は文章を読むところで止まっていた、ということは決してめずらしくないのです。

なぜ下がったのか:言われていることを整理します
原因について、今の時点でわかっていることと、言われていることを分けて整理します。
国とOECDは「ひとつの原因では説明できない」としています
国の資料は、日本の低下について「読みの流ちょう性の低下が影響している可能性」を挙げています。一方で、OECD全体の読解力の低下については、単一の原因では説明できず、複数の要因が重なった結果の可能性があるとしています。
次回のPISA2029は読解力が中心分野になる予定で、そこでより詳しい分析ができるとされています。「これが原因です」と言い切れる段階ではない、というのが正確なところです。
OECDは「画面の時間」と「楽しみの読書の減少」を挙げています
OECDは今回、画面を見る時間が増え、楽しみのための読書が減ったことが、読解の弱さと重なっていると指摘しています。あわせて、文章を急いで読み流し、すぐに間違った答えを出してしまう読み方が増えていることにも触れています。
「速く正確に読む」の正確さが崩れているとすれば、この指摘と重なります。速く読めても、正確でなければ意味がありません。
日本の子どもの読書量は、実際に減っています
PISAとは別の調査ですが、全国学校図書館協議会が毎年行っている「学校読書調査」の2025年の結果を見てみます。
| 学校段階 | 5月1か月の平均読書冊数 | 不読率(1か月に0冊) |
|---|---|---|
| 小学生(4〜6年) | 12.1冊(前年より1.7冊減) | 9.6%(前年より1.1ポイント増) |
| 中学生 | 3.9冊(前年より0.2冊減) | 24.2%(前年より0.8ポイント増) |
| 高校生 | 1.4冊(前年より0.3冊減) | 55.7%(前年より7.4ポイント増) |
PISAを受けたのは高校1年生です。その年代で、1か月に1冊も読まない生徒が半分を超えています。小学生はまだ月に12冊読んでいますが、学年が上がるにつれて冊数は減り、読まない子が増えていきます。
ただし、「スマホのせい」だけでは説明がつきません
ここは、ニュースではあまり触れられていない点です。PISAの質問調査を見ると、日本の15歳は、国際的にはデジタル機器に使う時間が少ない側なのです。
| 項目 | 日本 | OECD平均 |
|---|---|---|
| 平日の余暇にデジタル機器を使う度合い | 回答した24か国中24位(いちばん少ない) | — |
| 平日にSNSを見る時間(平均) | 2.3時間 | 2.8時間 |
| 休日にSNSを見る時間(平均) | 2.9時間 | 3.1時間 |
| 理科の授業で「デジタル機器で気が散ることは、まったく又はほとんどない」 | 74.1% | 39.2% |
もちろん、1日2時間以上SNSを見ているのは短い時間ではありません。影響がないとは思いません。ただ、ほかの国より画面の時間が短い日本でも、同じように基礎の部分が下がったということは、スマホを減らせば解決する、という単純な話ではなさそうです。
学校で見ていても、同じことを感じます。スマホやゲームを取り上げたら、その時間に本を読み始めるかというと、そうはなりません。減らすことと、始めることは別の話だからです。足りないのは、画面を減らすことよりも、文章を読む時間そのものではないかと私は考えています。

スマホやゲームの約束で悩んでいる場合は、こちらもどうぞ。
「スマホ・ゲームの約束」を守らないのはなぜ?親子で納得できるルールの作り方
下がった部分は、読書で底上げできる部分です
ここからが、この記事でいちばんお伝えしたいことです。
今回、日本で踏みとどまったのは、長い文章を読む力や、複数の文章を比べる力、評価し熟考する力でした。これらは、学校の授業でていねいに扱われている部分です。
一方で下がったのは、文字をことばとして読みとる、その速さと正確さです。ここは授業で特別に教わるものではありません。どれだけたくさんの文章を、自分の目で読んできたかで決まる部分です。
「速く正確に読む」は、読んだ量で育ちます
字をことばとして読みとる作業が自動になるのは、特別な訓練をしたからではなく、たくさん読んだ結果です。同じような言い回しに何度も出会ううちに、文をひとかたまりで読めるようになっていきます。
だから、底上げに必要なのは難しい本ではありません。すらすら読める本を、毎日少しずつ、たくさん読むことです。これは家庭でいちばん手をつけやすいことでもあります。
漫画だけでは、この土台は育ちにくいです
図書室でいちばん多いのは、漫画しか借りない子です。漫画には漫画のすばらしさがあります。ただ、絵と吹き出しで話を追う読み方と、文章を読む読み方はルールが違います。文章を速く正確に読む力は、文章を読むことでしか育ちません。
そして、文章が読めなくても、本人はあまり困りません。算数の文章題が読めなくても、それを読書の問題だと考える子はいないのです。漫画と文章の関係については、こちらにまとめています。
漫画ばかり読む小学生は読書に入る?|学校司書の答えは「漫画と読書は別物」です
小学生のうちが、いちばん積み上げやすい時期です
学校読書調査のとおり、小学生はまだ月に12冊ほど読んでいます。中学・高校になると部活や勉強で忙しくなり、読む子と読まない子の差はさらに広がります。
読み聞かせや図書の時間があり、本に触れる機会が外から用意されている小学生のうちは、読む量をいちばん積み上げやすい時期です。15歳の土台は、この時期にできていきます。
家庭でできる、読みの土台づくり6つ
PISAの結果を受けて、小学生の家庭でできることを6つにしぼりました。どれも特別な道具はいりません。
① 毎日10分、文章を読む時間を決めてしまう
学校で見ていて、読まない理由でいちばん大きいと感じるのは「時間がない」ことです。逆に言うと、1日10分でも読む時間が確保されていれば、子どもは読みます。
本が好きな子は忙しくても読みますが、そうでない子が自分から読書の時間を作ることはありません。朝ごはんのあと、寝る前の布団の中など、毎日同じところに置くのがコツです。やる気に頼らない時間を作ってあげてください。

小学生の読書時間は何分が効果的?学力が伸びる目安を学校司書が解説
② 難しい本1冊より、すらすら読める本を何冊も
「そろそろ学年相応の本を」と思う気持ちはよくわかります。でも、土台を作る時期に必要なのは、今のその子がつっかえずに読める本です。簡単すぎて心配になるくらいで、ちょうどいいと思ってください。
読めないまま難しい本を持たせるより、読める本を何冊も読むほうが、結果的に早く読めるようになります。本が苦手な子の立て直し方は、こちらにまとめています。
「本が苦手」「全然読まない」を卒業!読書が苦手な小学生が0冊から抜け出す7つのステップ
③ 「速く読んで」とは言わない
「速く正確に読む力が下がった」と聞くと、速く読む練習をさせたくなるかもしれません。でも、ここは逆です。
OECDが心配しているのは、急いで読み流して間違える読み方でした。速さは、正確に読めるようになった結果として、あとからついてきます。音読の宿題で「早く終わらせたい」とばかりに飛ばして読んでいたら、むしろ要注意のサインです。読んだ冊数や速さを競わせるより、わかって読めているかを見てあげてください。
④ 読み聞かせは、自分で読めるようになってからも続ける
読み聞かせでは、子どもは字を追う作業をせずに、文章の意味だけを受けとれます。文がどこで区切れて、どうつながっていくのかを、耳からたくさん聞くことができます。これが、自分で読むときのリズムの土台になります。
ひとりで読めるようになったからといって、すぐにやめる必要はありません。わが家は6年生と4年生になった今も続けています。やめどきの目安はこちらに書きました。
読み聞かせはいつまで続ける?目安は小3・やめどきのサインを学校司書が解説
⑤ 物語だけでなく、説明文や新聞にも触れる
PISAの読解力の問題は、物語だけではありません。ブログ、書評、ニュース記事など、ふだん大人が読むような文章も並びます。2018年の公開問題では、大学教授のブログ・書評・科学雑誌の記事という3種類の文章を読み比べていました。
物語をたくさん読む子でも、説明文になると急に読みにくくなることがあります。図鑑、科学読み物、子ども新聞など、情報を伝える文章にも少しずつ触れておくと安心です。

「本は読むのに国語が苦手」の原因と対策|物語+子ども新聞で読解力を伸ばす
⑥ 読んだあとに、確認テストをしない
「ちゃんとわかって読んでいるか」が気になって、読むたびにあらすじや感想を聞きたくなるかもしれません。これは、私自身の失敗でもあります。
感想を聞きすぎた結果、子どもに「読んだら説明しなくちゃいけないんでしょ」と言われたことがあります。読書がテストになると、読む量は減ってしまいます。量を積むためには、読書は楽しいままにしておくことがいちばん大事です。
本は読むのに「忘れた」と言う子|学校司書が見ている読書のサインと聞き方のコツ
学年別の目安
| 学年 | 中心にしたいこと | 気をつけたいこと |
|---|---|---|
| 低学年(1〜2年) | 読み聞かせをたっぷり。自分で読むのは、すらすら読める絵本や幼年童話から | 音読の速さを競わせない |
| 中学年(3〜4年) | 1日10分の一人読みを習慣に。読み聞かせも並行して続ける | 絵と吹き出しだけを追って、地の文を読んでいないことがある |
| 高学年(5〜6年) | 忙しくなるので、読む時間を生活の中に固定する。説明文や新聞にも広げる | 難しい本へ急がせない。読み応えのある児童書はたくさんある |
読解力の育ち方を、仕組みから詳しく知りたい方はこちらもどうぞ。
小学生の読解力のつけ方|読書で読解力が育つ仕組みと家庭でできる方法
AIの時代だからこそ、自分の目で正確に読む力
今回のPISAでは、AIの使い方も調べられました。日本の15歳が学校の勉強でAIチャットボットを使う頻度は、OECD加盟38か国中38位で、いちばん少ない結果でした。
興味深いのは、学校でAIが出した情報の質を評価する機会があり、かつAIを適度に使っている生徒は、科学の得点が高い傾向があるという分析です。使うか使わないかではなく、どう使うかが問われているということです。
AIの答えが正しいかどうかを確かめるには、出てきた文章を自分で正確に読めることが前提になります。AIがあるから読まなくていい、ではなく、AIがあるからこそ読める力が要る。国も、次の学習指導要領に向けて、情報の真偽を見きわめる力の育成を掲げています。
「ネットで調べればいい」と言う子に何と答える?AI時代に読書が必要な理由
よくある質問
まとめ
PISA2025で日本の読解力は13点下がりました。けれど中身を見ると、長い文章を読み解く力や、熟考する力は保たれています。
下がったのは、短い文を速く正確に読むという「読みの土台」と、基礎に届いていない子の割合でした。上を伸ばす話ではなく、底を支える話です。
この土台は、特別な教材ではなく、毎日文章を読む量で育ちます。
- 毎日10分、文章を読む時間を決める
- すらすら読める本を、たくさん読む
- 速さではなく、わかって読めているかを見る
- 読書を、楽しいままにしておく
ニュースの数字は大きな話に見えますが、家庭でできることはとても小さなことです。今日の10分が、15歳の読む力の土台になっていきます。
参考資料:文部科学省・国立教育政策研究所「OECD生徒の学習到達度調査 PISA2025のポイント」/全国学校図書館協議会「学校読書調査」の結果
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