このブログの歩き方|司書ママのことば育て

「司書ママのことば育て」へようこそ。学校司書のいちかです。

このブログには、子どものことばと読書について書いた記事が50本ほどあります。どこから読めばいいか迷われたら、このページを地図として使ってください。


まず知っておいていただきたい、記事の分け方

このブログでいちばん大切にしている区別があります。同じテーマでも、「読み聞かせ」の記事と「読書」の記事は別々に書いています。

カテゴリー対象どんな段階の子か
読み聞かせ小学校低学年〜中学年(1〜4年生)大人が読んであげている段階
読書中学年〜高学年(3〜6年生)自分で読みはじめた段階

たとえば「語彙力」というテーマでも、読み聞かせで伸ばす方法と、一人読みで伸ばす方法はまったく違います。だから記事も分けています。お子さんがいまどちらの段階かで選んでいただくと、そのまま使える話が見つかるはずです。

その中間、読んでもらう段階から自分で読む段階へ移っていく時期については、小学生が「自分から本を読む子」になる関わり方にまとめました。


ことばで育つ、5つの力

このブログの記事は、大きく5つの力に沿って書かれています。カテゴリーもこの5つに対応しています。

① 読む力(情報を読み解く力)

文字が読めることと、内容がわかることは別の力です。低学年〜中学年は、その2つの差がいちばん大きく開く時期でもあります。

② 考える力(思考力)

ことばは、考えるための道具です。「かなしい」しか知らない子と、「さびしい」「くやしい」「やるせない」も知っている子では、考えられることの細かさが違ってきます。語彙は知識ではなく、思考の解像度です。

③ 伝える力(関わる力)

伝える力というと「話す練習」を思い浮かべますが、順番は逆です。「話したら、ちゃんと聞いてもらえた」という経験が先にあって、初めて子どもは伝えようとします。

④ 感情を整える力(自己コントロール)

自分の気持ちを言葉にできることは、心の安定につながります。「なんかもう嫌!」と爆発する前に、「自分は今、認めてもらえなくてくやしいんだ」と気づけると、落ち着いて対処できるようになります。

⑤ AI時代を生き抜く力

①〜④の総合力です。答えが一つではない問題に向き合う力、情報を見きわめる力、自分のことばで表現する力。AIが当たり前になる時代だからこそ、ことばの力が「使う側」でいるための土台になります。


5つの力は、ばらばらには育ちません

この5つは、順番に身につくものでも、ひとつずつ育てるものでもありません。読む力が育つと考える力が伸び、考える力が伸びると伝える力が育つ。そうやって、まとめて動いていきます。

そして、いちばん大事なことをお伝えしておきます。力を育てようとすると、たいてい逆効果になります。「力がつくから読みなさい」では、子どもは読みません。夢中が先で、力はあとからついてきます。

読書で育つ力の全体像は読書で育つ10の力に、読み聞かせで育つ力は読み聞かせで育つ11の力にまとめています。


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運営者について

小学校で働く学校司書です。図書室で毎日たくさんの子どもたちと過ごしながら、家では小学生の男の子2人に読み聞かせをしています。

記事に書いていることは、図書室で実際に見ていることと、わが家で実際にやってきたことが中心です。うまくいかなかった話も、そのまま書くようにしています。

ことばを育てることは、子どもの未来を育てること。そう思いながら書いています。