こんな方におすすめの記事
- 小学校低学年〜中学年のお子さんに読み聞かせをしているご家庭
- 「人の話を最後まで聞けない」「集中が続かない」が気になっている方
- 先生から「話を聞いていないことがある」と言われたことがある方
- 読み聞かせの効果をもっと引き出す工夫を知りたい方
「うちの子、集中力がなくて」
先生からそう言われて心配になった、という話を聞くことがあります。でも、図書室で毎週たくさんの子に読み聞かせをしていて、わたしが思っていることは少し違います。
結論:集中力がない子は、いないのではないでしょうか
話を聞けない子、すぐ立ち上がる子でも、読み聞かせは楽しめるということはよくあります。
教室では最後まで座っていられない子が、図書室ではじっと聞いている。そういう場面を何度も見てきました。
だとすれば、足りないのは集中力そのものではありません。集中できる条件が、そろっているかどうかです。
この記事は小学校低学年〜中学年(1〜4年生)のご家庭に向けて、図書室で実際にやっている集中の作り方と、家庭で無理なくできることをお伝えします。
「聞く力」って何?「聞ける子」はどう違う?

「聞く力」というと、ただじっと静かにしていることだと思われがちです。でも、本当の意味での「聞く力」は、もっと積極的なものです。
- 相手の話の内容を正しく理解する力
- 話の流れを追いかけながら、意味をつかむ力
- 大切な部分とそうでない部分を区別する力
- 聞いた内容を頭の中でイメージに変換する力
「聞ける子」は、先生の説明を一度で理解できたり、友だちの話に適切に反応できたりします。勉強でも人間関係でも、「聞く力」はあらゆる場面の土台になる力です。
低学年〜中学年こそ「聞く力」が学校生活を左右する

意外に思われるかもしれませんが、小学校の学び、とくに低学年の学びは「聞くこと」でできています。
教科書を自分で読んで理解できるようになるのは、もう少し先の話です。低学年の授業は、先生の説明・指示・お話を「耳で聞いて理解する」ことがほとんど。
「教科書の32ページを開いて、3番の問題を、隣の人と相談しながらやりましょう」。この指示を一度で聞き取れるかどうかで、学校での過ごしやすさは大きく変わります。
そして中学年になると、指示は一段と複雑になります。聞きながらメモを取る、聞きながら考える、複数の指示を順番に覚えておく。「聞く力」の要求レベルが上がるのです。
この時期に「聞けているかどうか」で差がつきやすいのは、能力の差というより、一度で聞き取る経験をどれだけ積んできたかだと感じています。
図書室で見ている、「聞けない子」の正体

勤務校では、図書の時間が1年生・2年生と支援級に週1回あります。1クラス30人ほどに、10分から15分。マットの上に集まってもらって、絵が見える位置に座ってもらいます。
毎週30人の聞き方を見ていると、「聞けなくなる瞬間」がはっきりわかります。
話から迷子になった子は、こうなります
- 床だったり、横だったり、違う方を見ている
- 手や足を動かしだす
- 友だちにちょっかいを出し始める
順番もだいたい決まっていて、視線がそれる、体が動く、隣にかまう、という流れです。ちょっかいまで行ったら、その子はもうかなり前から聞けていません。
「つまんなそう」と思った瞬間に、聞くのをやめている
では、なぜ迷子になるのか。
話を聞いていない子は、「つまんなそう」と思ったら、そこで聞くことをやめてしまいます。ちょっとした我慢が苦手なのです。楽しい刺激を求めているので、楽しくないと次に行ってしまう。
ここで大事なのは、行動に現れる子もいれば、頭のなかで違うことを考え始める子もいるということです。じっと座っていても、聞いていないことはあります。逆に、体は動いていても聞いている子もいます。
そしてこれは、大人でも同じです。興味のない会議で、姿勢よく座りながら別のことを考えた経験は、誰にでもあると思います。子どもだけの問題ではありません。
聞けなくなる理由は、だいたい3つです
毎週見ていると、迷子になる原因は3つに整理できます。そして3つとも、子どもの性質ではなく、こちら側の条件の問題です。
| 理由 | 何が起きているか | できること |
|---|---|---|
| ①最初を聞き逃した | 誰が出てきて、どこの話なのかがわからないまま進んでいる | 落ち着いてから読み始める |
| ②途中でわからなくなった | 知らない言葉が続いて、意味がつかめなくなった | 学年に合った本を選ぶ |
| ③楽しくない | 「つまんなそう」と思った時点で、聞くのをやめている | その子が楽しめる本にする |
とくに①は見落とされがちです。物語のはじめを聞けないと、前提がわからず、そのあとの内容がすぐにわからなくなってしまいます。ざわざわしたまま読み始めた日は、途中から立て直すことがほとんどできません。
②も、集中の問題に見えて、実は違います。知らない言葉が続いたところで視線が外れる子をよく見かけます。集中していないのではなく、わからなくなったから聞けなくなっているのです。
だから、読み聞かせは聞けるのです
読み聞かせは、子どもが楽しめることを第一に考えて選んでいます。楽しいから聞ける。それだけのことです。
教室で聞けない子が図書室で聞けるのは、その子が変わったからではありません。聞きたくなる条件がそろっているからです。
「集中力がない」と言われている子ほど、家での読み聞かせは効きます。楽しい時間の中でしか、集中する練習はできないからです。
読み聞かせが「聞く力」を育てるしくみ

① 「音だけ」で情報を受け取る練習になる
読み聞かせでは、声を聞きながら、子どもは頭の中でお話の場面をイメージします。映像のように視覚情報が全部用意されているわけではないので、音から意味をつくるという作業が自然と行われます。
この「音→意味→イメージ」の変換作業の繰り返しが、聞く力の基礎を作っていきます。
② 話の流れを追うことで、「聴解力」が育つ
お話には始まりがあり、中盤の展開があり、結末があります。子どもは無意識に「次はどうなるんだろう?」と先を予測しながら聞いています。
この「流れを追いながら聞く」という経験が、授業中に先生の説明を理解する力に直結します。カナダの研究者・カニングハム博士らの研究でも、読み聞かせへの継続的な参加が、子どもの聴覚的理解力と注意持続時間の向上に関連することが示されています。
③ 「聞いてわかる言葉」が増える
聞く力は、語彙と切り離せません。知らない言葉ばかりだと、聞いても意味がつかめないからです。
実際、図書室で読んでいて子どもが迷子になる場面をよく見ると、知らない言葉が続いたところで視線が外れていることがあります。集中していないのではなく、わからなくなったから聞けなくなっているのです。
読み聞かせを続けていると「聞いて理解できる言葉」がどんどん増えるので、聞ける範囲そのものが広がっていきます。語彙の増やし方は読み聞かせで語彙力が伸びる理由の記事で詳しく解説しています。
④ 「能動的な集中」が育つ
読み聞かせ中の子どもを観察してみてください。画面を見ているときとは明らかに違う、静かで深い集中があることに気づくと思います。
| スマホ・テレビ | 読み聞かせ | |
|---|---|---|
| 集中の種類 | 受け身の集中 | 能動的な集中 |
| 子どもがすること | 次々来る刺激を追いかける | 声から意味をつかみ、イメージを作り、次を予測する |
| 止めたときの反応 | 不機嫌になりやすい | 「もっと読んで」になる |
| 伸びるもの | — | 自分から集中する力 |
声から意味をつかみ、頭の中でイメージを作り、次を予測する。これはすべて子どもが自分から行う作業です。この「自分から集中する」という経験の積み重ねが、本当の集中力を育てます。
司書が実際にやっている、集中を切らさない5つのこと

図書室で毎週使っている手です。家でもそのまま使えます。
① 読み始める前に、聞く準備を作る
いちばん大事なのが、これです。
最初に落ち着いて、本を聞く準備ができていること。ここができていないと、あとから立て直すのはとても難しいです。
理由があります。物語のはじめを聞けないと、前提がわからず、内容がすぐわからなくなってしまうのです。誰が出てきて、どこの話なのか。そこを聞き逃すと、あとはずっと迷子です。
ざわざわしたまま読み始めない。それだけで、その日の集中はかなり変わります。
② 表紙をしっかり見せる
読み聞かせは、表紙をしっかり見せて、本に集中させるところから始めます。
ここで子どもの視線が全部本に集まります。「今からこれを読むよ」という合図にもなりますし、表紙から「どんな話だろう」と想像も始まります。いきなり1ページ目を読み始めるのとは、入り方がまったく違います。
③ ページは、ゆっくりめくる
ページをめくるときは、基本はゆっくりと。
「次はどうなるのかな」という気持ちが、ぐっと集中力を高めるからです。情報が次々と押し寄せるより、間があったほうが集中は高まります。
早く読んだほうがたくさん読めるように思いますが、逆です。急ぐと、子どもは追いつけないまま置いていかれます。
④ 会話文の前に、間を置く
これは、意識してやっていることです。
登場人物が誰かに質問した場面で、答えをすぐ読まずに、少しだけ間を置きます。すると「この質問に、どう答えるのかな」と思う時間が生まれます。その間に、子どもは集中していきます。
2〜3秒で十分です。声を大きくしたり演技をしたりするより、この「間」のほうがずっと効きます。
⑤ 絵が見える位置に座らせる
図書室ではマットを敷いて、上履きを脱いで座ってもらいます。絵本の読み聞かせが多いので、絵が見えるように集まってもらうのが基本です。
絵が見えない位置にいる子は、聞けなくなります。当たり前のようですが、これが集中を切らす原因としてはいちばん多いかもしれません。家でも、子どもが絵をちゃんと見られる位置にいるか、一度確かめてみてください。
あわせて、テレビやスマホの画面が視界に入っていると、それだけで集中が分散します。読み聞かせの間は画面をオフにして、「声だけの空間」を作ってみてください。
家庭でできる、3つの小さな工夫
図書室のやり方に加えて、家だからこそできることもあります。
読む前に「ちょっと気になること」を一言はさむ
「今日のお話、最後にびっくりすることが起きるよ」
「この子、どんな問題にぶつかるのかな」
こうした一言で、子どもは「聞く目的」を持てます。目的を持って聞くことで、集中の質がぐっと高まります。表紙を見せながら言うと、いちばん効きます。
同じ本を繰り返し読むのは、大歓迎
子どもが同じ本を何度も「読んで」と持ってくることがありますよね。これは聞く力のトレーニングとして、とても効果的です。
先の展開がわかっているぶん、子どもは細部に注意を向けられるようになります。1回目は筋を追うだけで精いっぱいだった子が、2回目3回目には絵の細かいところや言い回しに気づき始めます。聞く精度が上がっていくのです。
「また同じ本?」と思っても、つき合ってあげてください。
読み終えたら「一言」だけ
読み終えた後に長い質問をすると、それがプレッシャーになることがあります。
まずは親のほうが「お母さんはここが好きだったな」と一言。子どもが話したければ話すし、そうでなければそれでもいい。この気軽さが、明日も聞きたいと思える条件になります。
「ちゃんと聞いてた?」の確認だけは、しないであげてください。聞く時間がテストの時間になってしまいます。
集中力は「5分から」少しずつ伸ばすもの

集中力を読み聞かせで育てたいなら、いちばん大事なのは続けることです。
毎日でなくて構いません。1日10分、座って目の前の絵本に集中して、それだけを楽しめる時間を持つこと。これが大切です。
ひとつのことに集中する時間があると、その時間を少しずつ増やしていけます。ただし、最初から30分集中することは難しいです。5分からスタートしてください。
| 段階 | 時間の目安 | やること |
|---|---|---|
| はじめ | 5分 | 短い絵本を1冊。最後まで聞けたらそれで大成功 |
| 慣れてきたら | 10分 | 1冊をゆっくり。「もっと」と言われたら次の段階へ |
| 低学年の目安 | 10〜15分 | 絵本1〜2冊。切れたら無理に続けない |
| 中学年の目安 | 15〜20分 | 章立ての本を1章ずつ。「続きはまた明日」で区切る |
もうひとつ大事なことがあります。つまらないものに集中していくことも、難しいのです。だから、子どもの楽しめるものを選んであげてください。
「集中力をつけるために、少し難しい本を」と考えたくなりますが、逆効果です。楽しめない本では、集中の練習そのものが始まりません。
授業1時間まるまる集中している子は、いません
最後に、ハードルを下げておきたいことがあります。
授業1時間まるまる集中している子は、いません。集中したり、ちょっとお休みしたりしながら過ごしています。
大事なことは聞けるとよいので、それで十分なのです。「ずっと集中していてほしい」は、大人でも達成できない目標です。
集中力は、少しずつ伸ばしていくもの。焦らないでください。
わが家では、ふざけだしたら「おしまいにするよ」

きれいごとだけでは終わらないので、わが家の話も書いておきます。
読み聞かせが好きな子でも、合わない本やタイミングはあります。
男の子2人なので、2人でふざけだしたり、片方が飽きてちょっかいを出し始めて喧嘩が始まったりすることもあります。そうなっては、読み聞かせどころではありません。
そういうときは、「おしまいにするよ」と言います。それで収まるなら進めますし、おさまらないようなら、その日はおしまいです。
途中でやめることに、罪悪感を持たなくて大丈夫です。集中が切れた状態で最後まで読み切っても、何も入りません。「今日はここまで」で終われることのほうが、次の日につながります。
学年別・聞き方はこう変わります

低学年(1〜2年生):全身で聞いています
この学年は、聞き方がとてもわかりやすいです。全身参加型と言っていいと思います。
- 集中していれば、ぐっと前のめりになる
- 驚けば「えっ!」と声が出る
- 面白ければ笑う
- 緊張すると、ぎゅっと身を縮める
- 飽きてくると、全然違う方向を見ている
だから低学年は、集中しているかどうかで悩む必要がありません。見ればわかります。体が本のほうを向いていれば、聞けています。
中学年以降:静かになるぶん、わかりにくくなります
学年が上がるにつれて、身体表現は減っていきます。派手なリアクションはなくなりますが、そのかわり最後まで聞ける集中力があります。
ここが難しいところで、その子の心に残ったかどうかは、リアクションだけでは判断しきれなくなります。
読み聞かせのときはツンとしていた子が、後になって「あの本はどこにありますか」と聞きにくることがあります。あのときちゃんと聞いていたんだな、と後からわかるのです。
ご家庭でも同じです。反応が薄くなったからといって、聞いていないわけではありません。反応で測るのをやめる時期だと思ってください。
こんなサインが出たら、集中できています
「うちの子、ちゃんと聞いてるのかな?」と思うことはありませんか。
集中のサインは、静かにしていることではありません。むしろ声や動きが出ているほうが、聞けています。
| 集中できているサイン | 切れかけているサイン |
|---|---|
| 目が本や読み手の顔に向いている | 床や横など、違う方を見ている |
| ページが変わるたびに身を乗り出す | 手や足を動かしだす |
| 自然と「えっ」「あ!」と声が出る | 友だちやきょうだいにちょっかいを出す |
| 「もう一回読んで」とリクエストする | 関係のない質問をしてくる |
| あとから、その場面の話をしてくる | — |
そわそわしたり別のことを始めたりしても、それは集中力がないのではありません。今日はその本や時間帯が合わなかっただけのことも多いです。無理に続けず、また明日試してみてください。
それから、読み終えたあとの反応も見てあげてください。図書室でも、読み聞かせのときは静かだった子が、後から「あの本はどこにありますか」と聞きにくることがあります。その場で反応がなかったことと、聞いていなかったことは別です。
読み聞かせ以外の場面でも、聞く力は見えます
ここまで読み聞かせの話をしてきましたが、聞く力がいちばんはっきり出るのは、実は日常の短いやりとりです。
図書室でよく見る場面を2つ挙げます。どちらも1分もかからないやりとりです。
話のさわりで、決めつけてしまう
図書の時間に、図書室での過ごし方や本の扱い方を説明することがあります。ルールに乱れが出てきたときに、前に言ったことをもう一度言うこともあります。
そういう話を始めると、「前も聞いた」「こういうことでしょ」と結論づけて、聞かない子がいます。
話のさわりだけで「こういうことだ」と決めてしまうのです。「自分には関係ない」と思っているのかもしれません。
でも、同じ話でも確認することは大事ですし、途中から違う話になることもあります。最初から最後まで聞くことに慣れていないのだと思います。
先生が全体に話しているときの態度を見ていると、ここは「聞ける・聞けない」がきれいに分かれます。
返事の途中で「わかった」と行ってしまう
探している本の場所を聞きに来る子がいます。こちらが答えている途中で、「わかった」と言って行ってしまう子がいます。
「廊下側の本棚の、いちばん下の段にあるよ」と言おうとしているのに、「廊下の本棚」だけ聞いて出発してしまう。
そうすると、本棚にはたどり着けても「いちばん下」がわからないので、そこで探し回ることになります。
気づけばそばに行って伝えますが、教室のほうへ行ってしまったら伝えられません。その子にとっても、遠回りなのです。
最後まで聞くのは、行儀の問題ではありません。最後まで聞いたほうが、自分が早く目的にたどり着けます。子どもにそう伝えると、案外すんなり通ります。
家庭では、こんなところに出ます
わが家で見ていて、聞く力がわかりやすく出る場面を3つ書きます。
聞けている証拠は、頼みごとに出ます
朝に「今日、学校からこれを持って帰ってきてね」と伝えて、本当に持って帰ってきたとき。よく聞いて、よく覚えているなと思います。
これはけっこう高度なことをしています。
- 朝に聞いた指示を、受け取る
- 学校にいるあいだ、頭のどこかに置いておく
- 帰るときに思い出して、実行する
ずっと覚えている必要はありません。必要なときに思い出せればいいのです。これができていれば、話を聞けているだけでなく、聞いた話を使えています。
「はいはい」と流されても、聞いています
子どもにとって都合の悪い話をするとき、子どもは流しがちです。
早くこの時間を終わらせたいので、「はいはい」「もうわかったから」と、話をぷつっと切ろうとします。
でも、こんな態度をとっていても、話したことは聞いているのです。
何日か経ったあとに、「こうすればいいんでしょ」と、話した内容を言ってきたりします。その場の反応で判断しないほうがよさそうです。
返事はするのに、入っていないとき
逆のパターンもあります。ほかのことをしている最中に話したことは、ほとんど入っていません。
動画を見ていたり、ゲームをしていたりするときです。返事はします。「はーい」「わかった」と、ちゃんと返ってきます。
それなのに、あとで話すと「聞いてないよ」と言われます。
耳に音は入っているけれど、内容は入っていない。よくあることです。
ここからわかるのは、内容が届くには子どもの側に「聞く体勢」ができている必要があるということです。読み聞かせの前に間を取るのと、同じことです。
大事な話をするなら、画面を止めてからにしてください。返事があることは、聞いた証拠になりません。
聞く力は、学力の土台になります
| 場面 | 聞く力がどう活きるか |
|---|---|
| 授業中 | 先生の説明を一度で正確に理解できる |
| 友だちとの会話 | 相手の気持ちや意図をくみ取れる |
| グループ活動 | 複数の意見を聞き分けて整理できる |
| テスト | 問題文の意味を正確に読み取れる |
読み聞かせで育った「聞く力」は、こうした場面で静かに、しかし確実に力を発揮します。
聞く力は、読解力の土台でもあります。耳で物語を理解する経験がどう「読んでわかる力」につながるのかは、読み聞かせが読解力を育てる理由の記事をご覧ください。
よくある質問
まとめ:集中できる条件を、そろえてあげる
- 集中力がない子は、いないのではないでしょうか。足りないのは集中力ではなく、集中できる条件です
- 迷子のサインは、視線がそれる→体が動く→隣にかまう、の順で出ます
- 読み始める前に、聞く準備を作る。物語のはじめを聞き逃すと、あとはずっと迷子になります
- 表紙を見せる、ページはゆっくり、会話文の前に間を置く、絵が見える位置に座らせる
- 5分からスタート。最初から30分は無理です
- つまらない本では集中の練習が始まりません。楽しめるものを選んでください
- 授業1時間まるまる集中している子はいません。大事なことが聞けていれば十分です
「集中力がない」と言われると、その子の性質のように聞こえてしまいます。でも図書室で見ているかぎり、条件がそろえば、どの子も聞けています。
今夜、5分だけ。絵が見える位置に座って、表紙を見せるところから始めてみてください。
あわせて読みたい





コメント